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第49話 「シフトインジゲータと私」
(作成:2005年11月28日 改訂:2006年5月28日)
(TEXT & PHOTO : 江工作 / Z3)
構想2年,製作日数2日.今,ようやく懸案のひとつが解決しました.
第39話で,ステップトロニックの配線をつなぎ換えたことで操作が格段に自然に
なったのはいいけれど,シフトレバー横のインジゲータの表示が逆になってしまったことをここでご紹介したのは
もうかれこれ一年前のことです.
世の中に出回っていないのならば,作ってしまえば良いのです.要は,それだけのことでした.
さてその作り方ですが,インターネットへ目を向けてみるとなかなか高度な(?)技を使ってらっしゃる方が多いようです.
が,できるだけ簡単に作る方法を私なりに考えてみました.
基本的には皆さんと同様,パソコンを使ってデザインし,プリンタで印刷,というのが大まかな流れになります.
まず材料は,透明フィルムタイプのラベル用シート.
大きな電気屋さんのパソコンプリンタ用紙のコーナーにあります.
お好みに合わせてツヤあり・なしなどバリエーション豊富です.
そしてパネルのデザインですが,あいにく私はお絵かきソフトを持っていませんので,ワープロソフトを使いました.
完成して装着する際にバックライトの位置とズレないよう,本物と字や記号の位置関係がぴったり重なるようになるまで,
いらないコピー用紙などでひたすら試作を繰り返します.
なお,本物のインジゲータはパネル上に接着剤で貼り付けてあるだけですので,カッターナイフなどで
表からそーっと剥がすことができます.
バックライトで文字をくっきり浮かび上がらせるため,透明フィルムタイプのシートを使うのですが,
黒く印刷しても一枚ではペラペラすぎて遮光できません.
そこで,同じ物を三枚重ねて一枚に.このとき,三枚ともズレないようきちんと重ねるのがポイントです.
そして,一番上に何も印刷していない透明フィルムを貼って表面を保護します.
左が本物,右は今回製作したステップトロニック「+」「−」逆バージョンです.
少し大きめに切って,あとは現物あわせで微調整.
最後に,薄手の強力両面テープで貼れば完成です.
本当に,ちょっとしたことなんですけどね.
別に作らなくたって何も困ることはないのですが,長い間つっかえてたものが取れて気持ちよく
ドライブできるようになりました.
ただ,キレイに切る技術が未熟なのでまだ満足はしていないのですが,まあ納得はしています.
また,字体や色,デザインを工夫して世界にひとつのオリジナル作品を作るのもおもしろそうです.
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