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第21話 「筑波オフミ報告 −その3− 打倒アイディングM3」

(作成:1997年5月14日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
現れちゃいました。MさんのアイディングM3が…!2台前に。
こうなったらイクしかないです。
緊急指令!! アイディングM3を撃墜せよ!!

おいおいチョット待て。相手を誰だと思ってるんだ!!
パワーは軽く2倍以上の怪物だぞ。
O−chan号は140馬力、相手は330馬力!!
ブレーキ温存、タイヤ温存じゃ勝負にならないぞ。
クソー、どうしたらいいんだ!(う〜ん悩むぅ)
よーし、午前の部の約束を一部変更する!(あぁー)
ブレーキは温存するけど、タイヤはGoだ!(もう知らない!)
新品ネオバよ、頼んだぜぇぇぇ!

アイディングM3、レガシー、O−chan号の3台が 筑波サーキットを駆け抜ける。
レガシーも直線は速いぞ!(2リッターターボだもんね)
やはり直線は2台に完全に離される。
しかしコーナーでは我が318iSが一枚上手だ!
数周後、前のレガシーが道をゆずってくれた。(ありがとう)

ウォォォォォー! まさにイクっきゃないぃぃぃぃぃ!

アクセルは床が抜けるほどベタ踏み。タコメーターの針は レッドゾーンに向けて跳ね上がる。
2速全開!
グオォォォォンンンー!!!
ウォンウォンウォン
(2速レブリミッター作動!)
3速へシフトアップ。
一瞬、ジュワ
(キノコからの吸気音)
グオォォォォンンンー!

くそー、アイディング立ち上がり速し!
アッと言う間に5車身離される。
ブレーキング&2速へシフトダウン&コーナリング開始。
よーし追いついたぞ!
ギャァァァァァンンー(タイヤの悲鳴!)
ズイィィィー(リヤタイヤブレイク)
「オットット」(カウンター当てて)
バックストレート2速全開で立ち上がる。
グオォォォォンンンー!
3速へシフトアップ。(誰か後ろから押してくれぇぇ!)
あれま、アイディングは遥か彼方へ……!

筑波サーキットを自分のiSで全開走行!
そしてスーパーカーを追いかける。
あぁー、なんでこんなに楽しいのだろう!
あぁー、なんでこんなに幸せなんだろう!


こんな感じで直線で離され、コーナーで追いつくという繰り返し。
タイヤは悲鳴をあげ、体はシートの中で暴れまくった。
何ラップしたか忘れるほど楽しかった。
実はMさんのアイディングM3はブレーキングもコーナリングも 全く本気出してないと悟ったけど、それでもとても熱いバトルで興奮しました。
あれが同じiSだったらブレーキ温存しなかったなぁ…。(ウフフ!)

それにしてもパワーの差はどうにもなりません。
第2ヘアピンでせっかくオカマ掘るほど接近しても、 バックストレートでブッチギリ。
大人と子供ってか!

あぁ、遙か彼方にアイディングが!
おーい、待ってくれよぉぉぉぉぉ!
この遅れを挽回するのに第1ヘアピンまでかかってしまう。
だから、おたっきーずが陣取ってる観客席からは接近戦に見えるのだ。
せめて200馬力あれば……(トホホ)

チェッカーフラッグが目に入り減速してクールダウンに入った。
心地よい疲労感に襲われた。あぁー無事でよかったと気を抜いたら 後ろから猛烈な勢いのM5に抜かれ、ビックリ。
「おいおいもう終わってるよ!」
まさかこの車が、今回おたっきーず最速のM5のみっちーさんだったとは。
(もっと早く出会えば熱いバトルが出来たのに。今度よろしく!)
なんでもチェッカーフラッグ見落としだったそうです。
(オチャメさん!)

そんなこんなで午前中の走行が終わりました。
Mさんとのバトルで「やれる!!」という自信がつきました。
温存したブレーキを使い切ればいいタイムが出るはずだ!
午後のタイム測定を前に一人微笑むO−chanがいた。

参考)午前の部は10ラップの走行でした。
   ベストラップは1分19秒379でした。

さて車のチェックです。エンジンの音、排気音、排気ガス、水温, アイドリングの安定性。
どれも異常なしでした。
いつもの箱根全開アタックと同じです。
さすがBMW!余裕余裕!
じゃあタイヤは????

オォォォォォー、ノォォォォォー!!!
溶けてるじゃないかぁぁぁぁー!


すり減ってるんじゃなくて溶けてます。
こんなの見たことありません。
一方、へなちょこリヤタイヤは……く、く、崩れてます。
ボロボロに!
リヤは経年変化でゴムが硬化しているので、溶けるっていうより崩れてます。
ダメだこりゃ!!
どーりでグリップしない訳だ。(分かってたけど…)

昼食後、よく分からなかったダンロップから第2ヘアピンまでのライン取りを Mさんに教わった。
Mさんは私に「あおられた!まいったまいった」等と言ってましたが、 本気出してないの分かってるから心境複雑!
午後のタイム測定で勝ったら素直に喜ぼう……と思った。

その後、プロドライバーの藤島さんから筑波攻略法の話があり、 「BMWならダンロップコーナーはノーブレーキでOK」と言っていた。
(Oh!クレイジー!)
「マジ?」と思ったが、私は自分で感じたように 「チョットだけブレーキ」に決めました。
だって…恐いもん、ノーブレーキって!
(実はO−chanって慎重派?)
今度リヤタイヤも完璧な時に全開で突っ込んでみよう。
(どこが慎重派だ!)

さぁ、午後の部!タイム測定の時間がやってきたぞー!
果たして午前の部のベストラップ1分19秒379を何秒短縮できるか?
(厳密には、この時はタイム知らされてません)
O−chan号の力を見せてやろう!
今こそ我が318iS箱根全開バリバリイケイケゴーゴー仕様(長いぞ!) の晴れ舞台だぁぁぁぁー!

(続く)

次回、「筑波オフミ報告 −その4− 午後の部タイムアタック」 をお楽しみに!
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