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第22話 「筑波オフミ報告 −その4− 午後の部タイムアタック」

(作成:1997年5月16日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
さぁ、午後の部!タイム測定の時間がやってきたぞー!
果たして午前の部のベストラップ1分19秒379を 破ることができるのか?
今度こそブレーキ全開だぁぁぁ!
O−chan号の実力を見せてやろう!

午後の部は慣熟走行がないらしい。
ってことはいきなり全開なのか??(恐ろしい!)
ここで作戦を立てよう。

1)最初の2周はゆっくり走ってタイヤ&ブレーキを暖める。
2)クリヤラップがとれるようにペース配分する。

よし、完璧な作戦だ。(単純じゃないか!)
オフィシャルの合図があり、コースイン。
予定通りゆっくり走る。前を行く車はすでに全開だ。
後ろから来た車にバンバン抜かされる。
いいのいいの作戦だから。(実は焦ってる!)

★1ラップ目:1分45秒538
★2ラップ目:1分37秒759

自分だけの慣熟走行を終えて全開走行突入だぁぁぁぁ!

2ラップ目の最終コーナーを午前の部と同じようにリヤタイヤの 流れに全神経を集中させてアウトの縁石まで使ってなるべく 直線的に駆け抜けた。
よし、ここからスタートだ!
次はテクニカルな第一コーナーだ。
登り坂に入ったところでブレーキング開始。
4速から3速、2速とシフトダウン。
2速5〜6000回転付近でアクセルコントロールしながら 第一コーナークリヤ。
2速6500回転で3速にシフト。
S字のクリッピングポイント2カ所を通過し、第一ヘアピンへ。
まだABSは使わない。落ち着いてシフトダウン。
2速で回って出口付近で弱オーバー。
吹けきって3速へシフトアップ。

さて次は難しいダンロップコーナーだ!
3速全開からチョットだけブレーキ使って 荷重を前に移しコーナリング。
リヤタイヤのグリップ感を確認して3速全開で第二ヘアピンへ。
一気にハードブレーキングして2速にシフトダウン。
コーナリング性能の高いisは結構インから入っても曲がれる。
ただしオーバースピードに気をつける。
またしても出口付近でリヤが流れるので軽いカウンターで対処。
アウトの縁石を使い、前を向いたところで2速全開。
6500回転で3速へシフトアップ。
ミラーで後ろを確認。OKだ。
3速6500回転で4速にシフトアップ。

もうすぐブレーキングポイントだ。
最終コーナー手前で約140キロ。
ブレーキをドン!と踏むと挙動が乱れそうなので、 ちょっと早めにジワァーと踏み、3速にシフトダウン。
アクセルコントロールが難しい。
ちょっと踏みすぎると、とたんにリヤが流れるので修正。
また流れ出して修正。さらに流れて修正。
おいおい頼むよリヤタイヤ。
これじゃタイム出ねぇーぞー!!
といってる間に3ラップ目を終了。

★3ラップ目:1分18秒852
いきなり午前のベストラップを破っていた!
(もちろん本人は知らない)

4ラップ目は途中で遅い車に詰まったので タイムは縮まらない。
★4ラップ目:1分20秒419

再び全開走行。
どうしても完璧なクリヤラップが取れないが、 うまく抜いたり、譲ってくれたのでラッキーだった。
ブレーキのタッチに変化はない。しっかりしている。
フロントタイヤのグリップ感も変化なし。
ネオバのグリップは強力だ。

★5ラップ目:1分17秒652(記録更新。なかなかいいぞ!)
★6ラップ目:1分17秒906(その調子だ!)
★7ラップ目:速い車に道を譲り、遅い車にも詰まりペースダウン。
       1分19秒121

もう頭に来た!こうなったら全開で攻めてみよう。
(そうだ!いけいけ!)
ブレーキもちょっと甘くなってきた。
(大丈夫!)
でももう一周は持つだろう。
(余裕余裕!)
一発ギリギリまで走ってみてピットインして休憩しよう。
(グットアイデア!)
そう決めて、7ラップ目の最終コーナーを抜けていた。
(全開全開!)

第一コーナーのブレーキング。
4速全開から一気のハードブレーキング。
ABS作動させながら3速&2速へ電光石火のシフトダウン。
タコメーター確認したら2速はオーバーレブ寸前!
レブリミッターが働く6800回転付近を差してる。
「やべぇやべぇ」
そのまま6000回転付近でコーナリング。
出口で弱オーバーを修正した後、全開。
3速にシフトアップ。

第一ヘアピンへ今までにない突っ込みを見せる。
ABSと同時に「ギャッギャッギャッ」っと フロントタイヤが悲鳴を上げる。
出口をきれいに立ち上がり3速へ。
ダンロップコーナーも最小限のチョンブレーキで進入。
第二ヘアピンまでアクセルべた踏み。
またまたABS作動させながらインから一気に進入。2速へ。
第二ヘアピンを抜け、バックストレート全開。
シフトポイントは6600回転。
要するにチョットだけレードゾーンを 越えたところでシフトアップ。
3速から4速も同じ。

さぁ、最後の最終コーナーだ!
今までよりも感覚的には5mほどブレーキングポイントを 遅らし、チョット怖かったけど、ドンと一気にブレーキングして 3速にシフトダウン。
ギャアァァァァァっとタイヤが悲鳴上げ始めた。
「頼む、なんとか耐えてくれぇぇぇぇ!!」
縁石一杯まで膨らんで……3速全開。
そして……ゴールだぁぁ!!

★8ラップ目:1分17秒115(ベストラップ)

「フゥゥ…」なんとか走りきった。
途中ちょっと邪魔が入ったけどうまく走れた。
そこそこの満足感でクールダウンに入った。
「さぁ、一度休もう!」
ゆっくり一周走ってピットロードへ。
そこにはアイディングのMさん達が集まっていた。
車から降りてタイヤをチェックすると…
もうもうと煙が出てる。
フロントタイヤはデロデロ状態だ!!
ヒエェェェェェー!

一息ついてるとMさんが爆弾発言をしました。
「O−chanチョット乗ってみる?」
エェェェェェェェェェェェェェ!!!!
ホントですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

「でも壊さないでね!」
わ、わ、わ、わ、わ、わかりましたぁぁぁぁ!
乗りますぅぅぅぅぅぅ!

(続く)

次回、「筑波オフミ報告−その5−アイディングM3サーキット試乗」 をお楽しみに!
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