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第14話 「まじめなメンテのお話その3。レザーシートのお手入れ。」

(作成:1997年9月2日 改訂:1997年9月22日)

(TEXT : やまそうカンパニー / E32-750i)
みなさんこんにちわ。
やまそうカンパニーです。
私は、父親の実家が松本で代々靴屋を営んでいることもあり、「革」の手入れが大好きです。

今日は、ちょっと趣をかえて、レザーシートのお手入れについてご披露してみようかと思います。
ただし、私の自己流ですから、みなさんの車種や内装の色によっては、 色落ちしたりするかもしれません。
あくまで、ご自分の責任でトライしてみてくださいね。


1.太郎のシートはどんななの

太郎のシートはレザーなのですが、きちんと手入れをしないとレザーシートは ひび割れてしまうのはご存じの通りです。
特に太郎1号のシートは色がタンだったため、手入れには相当気を使いました。
太郎2号は黒のシートですが、やはり定期的に手入れをしてやらないとかさかさしてきます。
女性のお肌と同様、レザーシートもこまめにお手入れをしたいものです。


2.下準備

まず、かたくしぼった柔らかな布を準備します。
そしてこれを使って、革の表面をよくふきます。
レザークリーナーなどを使う方法もありますが、色落ちしやすいのと、 ふきあげがめんどうくさいことがあり、私はこの方法です。
(靴用のレザークリーナーなどを使うと、一発で色落ちします。 どうしてもクリーナーを使いたいときは、ハンドバック用の「デリケートクリーム」などの クリーナーなら大丈夫のようです。)


3. クリームの準備

レザーケア用のクリームは、色々な種類のものを試してきました。
その結果、私のお薦めは「ハイドフード」です。
仕上がりのしっとり感、手触り、革への栄養のしみこみ具合など、 どれをとっても最高のお気に入りです。

(1) 入手方法
月刊誌「NAVI」の通信販売で買う方法もありますが、 クリーナーとセットのため送料込みで8千円近くになってしまいます。
ついては、お近くの「ジャガージャパン」のディーラーにゆきます。
そうすると、大抵、「ハイドフード」を、コノリレザーの手入れ用に売っています。
(2千円強だったと思います。)

(2) 塗る前の準備
「ハイドフード」は見た目、カンパーニョロのロードレーサー用のグリスのような 黄白色のかなり粘度が高い油です。
ですから、このまま、布にとって、革に塗ると、革のしわの内部に白く入り込んでしまいます。
そので、塗る前に、「ハイドフード」を容器ごと、お湯につけて、柔らかくします。


4. 塗り込み

(1) さて、準備ができたら、塗り始めます。

(2) 7のリアシートは、シート下にバッテリーやリレーが入っているため、座面がはずれます。
左右2カ所にフックが付いていますので、これを引っ張り上げて、座面をはずしてしまいます。

(3) まず、はずした座面にはじから薄くのばすように塗り込んで行きます。

(4) 背もたれ、フロントシート、ハンドル、ドアインナーパネルにも塗り込んで行きます。


5. 仕上げ

(1)仕上げは、柔らかい布で拭いて仕上げます。
拭くそばから、しっとりした光沢が現れます。


6. お手入れの間隔

このような作業を大体、2ヶ月に1回行います。
これでいつもは、乾いた布で拭くだけでOK。
シリコン系のつや出し剤はすべりやすくなるのと、 汚れを呼びやすくなるので、絶対に使わないようにしています。


さて、次回は、また、悶絶ネタにもどって、
「おまえはそんなに路肩が好きか!:ハンドルが左にとられるよの巻き」をお送りします。
(いつアップできるかは神のみぞ知るなりいぃ。)

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