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第19話 「足回りの交換(準備編)」

(作成:1998年12月10日 改訂:1998年12月16日)

(TEXT : たかし@E30 / E36-328iカブリオレ & E30-325i)

自己紹介してから原稿を書くまで随分時間が空いてしまいました。
というのも、車がなかったからです。
9月の台風で飛来した隣家の瓦で板金塗装を余儀なくされており、 2ヶ月半かかってようやく復活してました。
さてここから本題です。
MTさんから金さんを経て我が家に辿りついたE36カブリオレ用の H&Rのスプリングの装着&インプレを数回に分けてお届します。
先ずは準備編から、


【必要な工具】

以下が装着に必要な最低限の工具です。

・ ソケットレンチ/コンビネーションレンチ
 13mm(ストラットマウント用)/18mm(ショックのロア用)
 19mm(ホイルボルト用)/22mm(ショックのアッパー用)
・ スプリングコンプレッサー
・ ヘキサゴン5mm(ショックシャフトのトップ用)
・ フロアジャッキ
・ 丈夫なひも(リアバネ用)

とりあえずこれだけあれば努力と苦労、そして工夫でなんとか交換できると 思います。
これらはいわゆる高級品ではなくとも、そこそこの品質の工具で揃えたとして、 2万円以内ってことでしょうか。
工賃とどっちが安いのかな?
でもホームセンターのワゴンで投売りしてるような安物の工具はやめましょう。
怪我とトラブルのもとです。


【あれば便利な工具】

さて、これらがあると作業が随分はかどります。

・ エアコンプレッサー&インパクトレンチ
・ ブレーカーバー(ソケットレンチ用の柄の長いやつ)
・ トルクレンチ(本当は必須なのですが…)
・ リジッドラック(通称「ウマ」です。これも本来必須ですが…)


【加工扁】

足回りをバラす時、一番苦労されるのはショックアッパーについている 22mmのボルトだと思います。
インパクトレンチがあれば、なんでもないのですが、普通のソケットレンチで 回そうとすると、ショックのシャフトが共回りしてしまうためにうまく緩める ことができません。
シャフトをウオータープライヤーなんかで掴んでおくって手もありますが、傷 つきそうなので、私の場合は自作SSTを作成しました。
22mmのディープソケットの真中あたりをサンダーで刳りぬいて 凹(←寝かした時) のような形に加工します。
この穴からヘキサゴンレンチを突っ込んでショックシャフトの頭にかけられるよ うにし、シャフトの共回り防せいでます。
もちろんこの工具はSSTとして市販されておりますが、自作するのも楽しみのうち です。
他にオフセット角度のきついメガネレンチも使えるかもしれません。
では、次回装着扁に続きます。


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