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第3話 「少年「金太郎くん」車好きが講じてカブリオレにたどり着く!」

(作成:1997年7月22日 改訂:1997年7月25日)

(TEXT : 板金太郎 / E36-328iカブリオレ)
小さい頃、祖父と父が無類の車好きで、毎日車に乗せてもらてました。
車に乗ってれば超ご機嫌で、はなたれボウズの金太郎君にある日 とんでもないことが起こりました。
小学校ウン年生のある日、祖父が車を買ってきて私にくれた。
忘れもしないマツダのファミリアバン(当時でも骨董品の部類に入る物) でありました。
この爺さん何故に小学生に車を買ってきたとお思いでしょう。
なんと小学生に、車の運転を教えるために買ってきたと言うではないか!!
「家の裏の畑で(畑と言っても草ボウボウの原野)練習をさせて運転が うまくなったら、俺が載せてもらう」と言いだしたのです。
画して小学生金太郎は生まれて始めて自動車の運転を始めたのであった。
なんと、後に母から聞いた話だが、ウチの祖父は免許を持っていなかったらしい!
と言うことは、、、無免許の祖父に、それまで載せてもらってたってわけだ。
何とも恐ろしい話だが、30年近く前の話なので、あり得ないこともないか。
と、納得する最近です。

そんなわけで、もう車に夢中の金太郎君、親父の車を「ワックス掛けてやる」 と言っては鍵を借りては、村中を乗り回し、駐在さんに怒られること1っ回!!
ついに車禁止令が出されました。
(あ・た・り・ま・え!!)
そんな金太郎君、18歳になるや即免許を一発で取得。
待望の愛車B210サニーを購入、車が主体の生活が始まり現在に至る訳 であります。

さて、なぜ今カブリオレなのか?と言うことの始まりは、私の場合ロードスター を中古で購入したことに始まります。
発売当時人気のなかった「白」のロードスター (後から一番人気になったらしい) が安く並んでおりまして、はっきり言って衝動買いを致しました。
標準でDOHC、クイックシフト、ボウボウマフラー、etc・・
なんと言っても、フルオープン!!
冬でも夏でも、可能な限りオープンエアーを楽しんでおりました。
この車確かに数も出てますが、余裕があれば、一家に一台あったら、 楽しい車だと今でも思っています。
その後、あこがれのHONDAさんよ りビートが発売になり、HONDAの 後ろっかき、と言う理由だけでビート乗りとなりました。
このビートまさにOchanさんのおしゃるとうりの車でした。
(メンテ7第28話 )

あれはあれなりに、官能的な車でした。
大げさだと思いますが、ちっちゃなフェラーリ特にF355に共通する物が あったように思います。
ちなみに価格は1/10!!

そんなこんなの車生活でしたが、やはり妻子持ちの家庭には、 2シーターオープンは無理がありまして、ついにセダン購入とあいなった次第です。
(ビートはとっときたかった)
ここで登場するのが、我らが、B・M・Wと言うわけです。
以前E21の2ドアを所有していたことがあったのですが、奇しくも、 コンパクト? に変身をなされて、(哀れ解体やさん行きになってしまった) BMWってすごいな!! (?)(たまに変身する?)と常々おもっていた私に とって、セダン=BMWでしかありませんでした。
そこで、オープンウイルスに犯されている金太郎としては、 「屋根があく4人乗り」 =320iC (E30 グレさん、DABさん型)この図式しか思い当たりませんでした。
オープンウイルスは一度かかると、完治する特効薬はありません。
(お気をつけ下さい。)

そんな折り89yBMW535iを手放したい、というお客さんがいらっしゃって 、即決定でした。
なんと言ってもサンルーフが付いていたからです。
クローズボディーを選ぶに当たり、サンルーフは必修条件でしたから!!
それと今はなき「BIG6」を一回乗ってみたかったこともありました。
感想は3.5Lのパワーはすばらしい物がありました。
が、やはり読者の声でみなさんお困りの、ブレーキのバタバタと、 アブソーバーのふぬけだけは、年なりと言うべきでしょうか、交換をせざるおえ ない状況でした。
(安く買ったので仕方がない。)

そんな535、Mテクスポイラー前後、ポリマーなどを施し、快調に乗り回してい る最中、見てしまいました。見てはいけない物を!!
県外ナンバーではありましたが、なな、なんとE36 325iCに4人掛けで お乗りの御家族を!!

もう、目からアジアアロワナの鱗が落ちるほど感動しました。???
オープンウイルスは繁殖し他の追従をけして許しませんでした。
BMW関連の仕事をさせていただいている私は、速攻でディーラーヘ320icの在庫 確認をしたところ、「過去に3台売ったけどみんな大事に乗ってるから出てこない と思うよ」と一言。
あきらめきれない私に、「実は知ってると思うけど328が今度出るんだよね」
「それで、325の在庫がまだあるから、それなら特価で出ると思うよ」
どう??これです。
この言葉に「くらくら」と来た私は、一週間の説得期間の後、325iC契約に こぎ着くのでした。

ところが!!ところがです。当初328は30万アップになると聞いていたのが、 なんと、発表当日の新聞で「価格据置」となっているではありませんか。
(BMWはなぜか100cc=1万円と言うのが通説だった。)
早速ディーラーに問い合わせた結果、ディーラーにも当日発表だったらしいので、 とりあえず、白紙に戻して頂、結局、装備などを検討した結果、328iCと 相成るのでありました。
私、自己紹介にも書きましたが、当時535i売却代金+なけなしの貯金を 頭金にし後は、アプラスさんのお世話になっています。
まさに、清水の舞台から飛び降り、全治10年の両足骨折を居っております。
グレさんの記録を塗り替えるべく、日夜オープンウイルスに餌を与えている毎日 です。
MTさん、グレさんも書いて居られますが、カブリオレを一言で言うと、 やはり「露天風呂」という言葉が一番あっていると思います。
まさに、動く露天風呂です。
小鳥のさえずり、ウンチ!、風の音、ゴミの進入!、開放感、トンネルの うるささ!

何かを得ると、相反する物は必ずありますが、乗ってるとそれに変えられない 何か、その何かがある車です。
その何かをお伝えできればと思っています。

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