[メンテ14]  (←前) (次→)

第34話 「チェックリレーを分解してびっくり!」

(作成:2005年10月10日 改訂:2016年2月8日)

(TEXT : TAKA@E30カブMスポ / E30-325iカブリオレ)

チェックリレーを分解してみる
前回、「チェックモジュール」と記述しましたが「チェックリレー」の誤りでしたm(_ _)m
さて…やっと、書きたかったことが書ける(^^;ゞ
では、潜りますよ〜♪(爆)



『チェックリレー』

 カブリオレ
  「チェックリレー端子側」

『こいつを分解してみる』

 カブリオレ
  「チェックリレーの蓋」

蓋がはめこんでいるだけなので要領をつかめば簡単にとれる

『中身は…』

 カブリオレ
  「チェックリレーの中身」

なんか予想していた物と違う(^^;
当然、黒く四角いリレーが並んでいるものだと思っていた…

『抜け殻』

 カブリオレ
  「チェックリレーのケース」

正直、簡単すぎるつくり(^^;ゞ
せめて防湿対策くらいしてほしい…

『基板関連』

 カブリオレ
  「基板の上面、部品配置」

嫌に綺麗な部品配置、回路はこの綺麗さを求めると普通無理が出てくる…
よく診ると、ジャンパー線があちこちに(^^;

ジャンパー線:基本的に良くない設計の回路を象徴するもので少ないほど良い
(この場合は回路選択をする為のジャンパーピンとは別)
抵抗    :電源供給側に抵抗がある事から電圧信号として
ECUか何かに信号を出力する目的がみてとれる…

この構造は、コイルで磁気を発生させて真中に入っている物がその変化を拾うタイプ
多分、ホール素子か機械的なスイッチが入っていると思う。
至ってシンプルな構造で好感が持てる(^^;
特殊な物ではないので自分でどうにでもできる(^^)
3層以上の基板だと手も足もでない…(TT;

『基板の裏側』

 カブリオレ
  「基盤の回路」

表の配置からみると嫌にごちゃごちゃしている…
今回のチェックリレーについては、上にも書いているがコイルと芯が配置
されている事から「磁気」も関係していると思われる。
よって、各コイルが相互に干渉しないよう基板上に整然と配置する必要から あえて回路に無理を押し付けている(^^;ゞ
(回路の設計者は苦痛だったと思う…)
しかし…
このプリント基板は、学生が自作した基板みたいで、工業製品として見ると 問題あると思う…(^^;ゞ

『駆動の確認』

 カブリオレ
  「とりあえずテスターをあてる」

ベントレーマニュアルの回路図を見るとコイルは直接各電球につながっており 芯になっているスイッチはチェックモジュールにつながっている。
「磁気」で芯になっている物体に作用するのは一目瞭然なので、まず芯の部分に 抵抗を測るモードにしたテスターをあてる(^^)b
テスターの反応が無い(^^)

『磁石をあてる』

 カブリオレ
  「テスターに注目」

やはり磁石で変った(^O^)b
あとは、中身を確認してみる。

『芯の正体』

 カブリオレ
  「半田を溶かす前に…」

学生の時からの拘りで放熱用のクリップで挟んで半田を溶かす。
(半導体を熱で壊した経験あり)

『これが中身』

 カブリオレ
  「芯は綺麗な部品」

これは精密な機械スイッチだと思う(^O^;
磁気を近づけると抵抗値が∞⇒0.002Ωまで変化する(測定端子との抵抗かな…)
多分、この平たい部分が磁気で歪みわずかな隙間が無くなるようだ…
恐らく、ガラス管の中は不活性ガス(ハロゲンなど)が充填されている。
故に、ガラス管が壊れるとすぐに酸化して使い物にならない。
この金属部分は銅やアルミではなく鉄だった(^^)。
なんにしても綺麗でびっくり!

『後始末』

 カブリオレ
  「すべて半田をやりなおした」

TAKAは、昔から半田づけが得意でコテの先端が良い物ならば 1箇所2秒以下で作業する(ほとんどが1秒くらい)
短時間なのでトランジスタなども指でもったまま半田づけする。
もちろん火傷なんかしない(^^;



さて…
次回は、『不良の原因は…』です。
ついに、本丸のアクティブチェックコントロールユニットをバラします。
大体、異常の原因はこのとき予測できた…(^^)
いま、ECADで書こうか迷っています(^^;


[メンテ14]  (←前) (次→)