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第5話 「カブリオレはやっぱり軋む??」
(作成:1997年7月29日 改訂:1997年8月4日)
(TEXT & PHOTO : MT / E36-328iカブリオレ)
カブリオレを注文して、約一月後にMT号は納車されました。
待ちに待った納車です!
セールスの説明も上の空!
早く自分の車を走らせたくて、うずうず!!
一通りの説明が終わり、セールスマンが帰ってから早速ガソリンを入れ、その足で横浜まで走らせ
ました!
当然オープンです!
高速もウィンドディフレクターのおかげで、風の巻き込みは全く気になりません!
「なんて、快適な車なんだろう!」
これが走りはじめての最初の感想です。
ところが、トンネルに入って状況は急変!
「・・・・・・・・!う・うるさい!!音が頭から降ってくる・・・!!」
ロードノイズ、エンジン音など、周りの音がトンネルの壁に反響し、屋根の無い頭
の上から降り注いでくるんです!
一つ目の欠点です。
とっても解りにくいと思いますが・・・。
「トンネルでは出来るだけ屋根を閉めよう!」
これが、初めての教訓でした!
納車されてから暫くは、もういつでもどこでもオープンで走っていました。
(オープンウィルスに感染した人が、オープンを購入すると、確実にそうなると思
います。)
ですから、屋根を閉めて走るのは、少し冷静さを取り戻した頃になりました。
ここで、表題の穏やかじゃない事象?に出会う事に相成ったのです!。
やっと、メンテらしくなってきたかな?・・・。
一回くらいそれらしいのを書かないとね!
現象はこうです!
路面の良い所では、余計な音も無くスムーズな乗り味ですが、少し荒れた
路面や、小さなギャップを乗り越えると何やら後ろの方から、軋み音が聞こえてきます。
ギュッ、ギシッ、ギッ…言葉で表現するとこんな感じです。
確か、購入前の試乗の時には聞こえなかったなー?と思い返すのですが、あの時は
舞い上がっていたから気がつかなかったのかな?とか、やっぱりオープンだから多少は仕
方ないかな?などど考えたりしていました。
しかし、一度気にし始めると、気になって仕方がなくなるのが軋み音!!
「静かにしろっ!!」と言ってみても直りません・・・。(当たり前です・・)
こういった音の問題は、人によって捕らえ方が違い、なかなか解決しないのが世の
常です!
ディーラーでも直らないかもしれないなー・・・などと漫然と考えていました。
そこで、「よし!なんとか場所を突き止めて、この忌々しい軋みを消してやろう!
」と珍しく思ったのでした!
私も、たまにはやる気になったりするんです・・・。(^_^;)
まず、音がどこから出ているか確認しなくてはなりません。
はじめに荷物という荷物は全て車から出します。
そして、ミセスMTに運転してもらい、後部座席に陣取って走り、聞き耳をたてたり、
あちこち手で押さえたりして確認したところ、幌のカバーから音が出ていることを突き止めました。
カバーとボディ側についているパッキンの間から発生していたのです。
幌骨、または内部の機構からだとシロートの手には負えませんが、この部分ならば、
当たりを調整できれば、対策可能です!
カバーとボディーとのロック機構を見てみると、カバー側についているフックを、
ボディー側のツメで引っかけてロックする機構です。
よく見るとちゃんと調整できるようになっているじゃないですか!!。
カバー側のフックの位置がナットで調整できるんです。
これが調整機能が付いてなかったりすると、シムをかましたりと面倒になってしま
うんですが、今回は大丈夫!
ちゃんと調整できりゃこっちのものです!
このナットを回して、カバーの当たりを調整して音の出ない位置を探します。
このロック機構は、ボディー両サイドにありますから、調整は左右なるべく同調さ
せた方がいいと思います。
それから、どのくらいナットを回したか覚えておくと、最初の状態に戻せますので、
メモしとくと良いでしょう。
MT号の場合、カバーの当たりを弱めたところ、軋みが消えました。
一応念のため屋根を締めて水をかけて内部に漏れないか確認したところ水の浸入も
無く、無事解決です。(^_^)
最初カブリオレは多少の軋みは仕方ないか!と思っていましたが、そんな事は無く、
思いのほかしっかりしています。
ボディーの剛性は勿論、幌、および幌骨の作り・・・どれも良く出来てます!。
現実に少なくとも気になるような軋み音は、MT号においてはこれ以降出ていませ
んしね。
今回は、簡単に解決しましたが、これもBMWの設計が良いからではないでしょうか?
ますますBMWが好きになって行くMTでした!!
さて次回はなんにしましょうかねー?
MT号のドレスアップ作戦?、オープンの楽しさ?
さて何にしようかな。
では、次回をお楽しみに!
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