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第46話 「E39のヘッドライトウオッシャーから水(洗剤)を出さない方法」

(作成:1998年9月28日 改訂:1998年10月6日)

(TEXT : 越後屋 / E39 528i )


今回はちょっと、しょうもないメンテですが、興味の有る方はそうぞ。

E39の528i、540iの場合、ヘッドライト前方のバンパー上に黒い小さな 突起が有ります。
これがヘッドライトウオッシャーです。
ここから水を勢い良く噴射し、ヘッドライトカバーの汚れを飛ばそうというものです。
作動はワイパーのオッシャーと同じく、ステアリング横のレバーを引きます。
そしてこれは、ヘッドライトが点灯しているかどうかに連動します。

私の経験の範囲では、この機能はスキーに行ったとき等、泥の浮いた路を走るとか という以外は逆に迷惑に感じています。
というのも、雨が多く振っている時にはヘッドライトは汚れませんし、 上がってからとか泥混じりの雪道などの場合は、ヘッドライトウオッシャーにより 噴射された洗剤がボンネット上に飛び散り、シミのようになるからです。
どうしてもヘッドライトが暗く感じたときは、ティシュ等で拭き取ります。

そこで、ヘッドライトウオッシャー機能を任意にオン・オフできないものかと思い、 検討してみました。
冬季前にセットオン、春先にセットオフ程度のインターバルなら、そんなに億劫で ない設定方法です。
つまり、関連するヒューズを外してしまうという技です。
以下はその方法です。

■1;グローブボックス内の上部に白いツマミが2ケある。
   これを90度ひねる。
   すると、ヒューズボックスが降りてくる。

■2;降りてきたヒューズボックスの下側に機能とヒューズ番号の対応表(白いシート)
   が差し込まれている。それでヘッドライトウオッシャーのヒューズ番号を確認し、
   該当するヒューズを抜く。
   (年式により異なる可能性はあるが、たぶん、2番の30アンペア)

■3;抜いたヒューズは適当に保管。
   使用してないところに差し込んでおいても良いが、判らなくなると困るため、
   別にしたほうが良いかも。

■3;あとは逆の順序で組みなおせばOK。

以上、約1〜2分の作業で、任意に機能設定できます。
幸いなことに、ヘッドライトウオッシャーシステム対応のヒューズは他と干渉しないので、 その機能だけをオフすることができます。
もちろんワイパーのオッシャーは機能しますし、チェックコントロールの警告も出ません。
また必要なときは、ヒューズをセットすれば機能は復帰します。
好みの問題ですが、邪魔だなぁと思う方は一度お試しください。


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