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第5話 「轍にハンドル取られたことありませんか?」

(作成:1997年12月13日 改訂:2006年9月17日)

(TEXT : OZW / E34-ALPINA B10 Biturbo & E32-750iL )


皆さん、お久しぶりです!
前回予告していました「パーツの個人輸入のサポートページ」 (http://www.asahi-net.or.jp/~ft9k-ozw/) 作りに追われて、なか なか原稿書けませんでした。
でも、おかげさまで、ページもとりあえずは完成し、12月5日に めでたくオープンしました。もちろん、ここおたっきーずのリンク 集(一般の部)にも載せてもらっています。個人輸入とか興味のな い人にでも楽しんでもらえるよう、隠し部屋を7つ用意しましたの で宝探し感覚で遊びに来てもらえれば、と思っています。

さて、今回からは、ここメンテ17のコーナーに心強いメンバーが 2人加わってくれることになりました。
B10-3.5/1を先月買われたYさんと、会員番号1128の浦部さんです。
自己紹介等は、いずれご本人からして頂くとして、先ずは、B10の 直進安定性について。


<ハンドル取られませんか?>

アメリカやドイツと比べると日本の道路は、狭い、混雑する、その 結果、うねりがひどく、轍が深い!といった風でワイドタイヤの車 にとっては、非常に走りにくい道です。
フロントに225以上のタイヤを履いている人なら、轍にハンドルを取 られて「ドキッ」としたことがあるのではないでしょうか。
これの根本解決は、道路行政をなんとかするしかないのですが、車 の方に問題があって、ハンドルを取られることもあります。
この場合の原因は、99%タイヤにあるのですが、ショックやアラ イメントを疑って、要らぬお金をかけてしまっている人をよく見か けます。一般にフロントタイヤの山が半分以下になるとどんなタイ ヤでも轍に対して敏感になるようです。新品でもタイヤの銘柄によ って体感上3倍くらい轍に取られる度合いが違うようです。
あと一つ、基本中の基本なのに、わたしも気づかなかった盲点につ いて、Yさんがレポートしてくれました。

「タイヤを本日調べてみましたが、前輪の製造は96年の第10週 間目に製造されたものの様です。測ると山は約7〜8ミリ位あるよ うですので、まだ使える? 感じです。
で、空気圧を測ってみましたところ、前輪が2.5、後輪が3.0 になってました。アルピナの取り説によるとB10−3.5/1の 場合、前後とも2.4を指定されており、更に「乗り心地重視の場 合は0.2程減らしても良い」と、なっておりましたので、早速 2.2にしてみました。
これは結構、予想外に効果がありました。
今まで非常に轍に敏感だった(ご指摘の通りドキッとするぐらい) ハンドルが、かなり改善されました。これなら市街地でも片手で軽 く押さえる程度で運転が出来そうです。
とはいいつつ、まだ多少は敏感なところがあるようですので、次の 機会にご指摘いただきました銘柄のタイヤにしてみようと思います。 どうもピレリは高速巡航中にバーストするとかエアが抜けると言っ たよからぬ噂も聞きますし。(^^;; 」
Yさんは、他にもいくつか気になるところがあるそうなので、その メンテについても、また報告頂けると思います。


<ビターボの市街地走行について>

これまでのビターボの平均燃費を見て、うちのカローラより上じゃ ないかって思った人、いるのでは?
私の場合家から高速のインターまで15q。途中信号は4つしかあ りません。あとは高速に乗って、また高速で帰ってきて、インター から家まで15qのワインディングを15分弱で走ってきます。
市街地走行でどれくらい走るのかは、実は、私も非常に興味のあっ たことなんです。
このことと、ビターボのファーストインプレについて、浦部さんの 報告です。

「私の場合、納車されて乗ってまず感じた事は、意外にマイルドと 言うか、乗りやすいって事でした。それまでスペックからして、す ごい車なんだろうなって想像を膨らましていたんです。それが運転 して ”えっ!こんなに乗りやすいの?”って感じだったんですよ。
たしかにフツーのファミリーカーからするとクラッチは重たいし、 ギヤの入りはカッチリし過ぎでストロークは長めなんですけど、 それでも女性でも無理なく乗れるんじゃないの?って思ったんです が、さすが3.5Lツインターボは2,3速で4000回転以上で 回してるときは別物ですね!
E34の重いボディが軽い軽い!それでいて、そう言う運転をして もエンジンに不安を感じる事がないのがすごい!
その後、エンジンはバラつく事無く、900回転をピタっと安定し ていて水温、油圧、油温も安定しているのを見てプロ中のプロが作 ったチューンドとはこう言う物なんだって感心させられてしまいま した。
と言うのも、この車乗る前はシルビア1.8Lターボをプライベー トチューンして309PSまで出したんですけど自分が組んだエン ジンって事もあって安心して乗って居られない車だったんですよ。
クラッチはツインプレートで殆どハンクラ使えないわ、重いわ・・・ 足は車高調でガチガチに硬くて腰は痛くなるわ・・・エンジンも 水温、油圧、油温、バキュームの各メーターのチェックをしていな ければならないわ・・・そりゃーもう根性が必要な車だった事 と、BIGタービンのせいでいわゆるドッカンターボだったせいで、 ビターボがマイルドに感じてしまったのだと思います。
しかし絶対的な速さはビターボの勝ちですよ。ちょっとしたコーナー で安心して踏めますものね。 足が硬すぎず適度だなって感じです。
個人的にはリヤのショックの減衰力がもう少し高めでしっかりして いた方が好きなのですが・・・ちょっと腰砕けの印象があり、もし かして、これはリヤがBOGEのショックでオートレべライザ付き のため?と思ったりしているのですがどうでしょうか?
フツーに街乗りしていて感じたことは2速と3速のギヤレシオが少 し離れているようで、2速3速の選択のタイミングが難しいかなっ て思います。これはドイツと私の居る東京、横浜の道路事情の違い で致し方無い事だと思いますが・・・
燃費は街乗りで予想どうりの4q/L!これは私のエンジン回し過ぎ と渋滞のせいだとおもいます。(シルビアもこんな物だったので、 しようが無いと街乗りでは諦めてます。高速乗った時の燃費が楽し みです。)」
浦部さんは、実はこの後電気関係のちょっとしたトラブルがあった のですが、Do it yourselfで直しています。
これについては、次回に紹介させて頂きたいと思います。

ここメンテ17は、ビターボに限らずB10のメンテ情報のコーナー にしたいと思っています。あなたのちょっとした情報が多くの方の 非常に有益な資料になります。ぜひあなたの情報をお寄せ下さい。
メールは  nexsus@hatelecom.or.jp へお願いします。


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