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第1話 「IDINGとの出会い その1〜BMWを感じて・・・」

(作成:1998年2月2日 改訂:1998年4月12日)

(TEXT : てっちゃん / E36 325i IDING 3.0 )


自己紹介から一ヶ月が過ぎようとしております。
BMWおたっきーずのみなさんいかがお過ごしでしょうか?
メンテ19として2月上旬にIDINGコーナーが立ち上がったものの、 「いつまで経ってもメンテが始まらないじゃない?」と感じておられる方もいらっしゃるので はないでしょうか。>ごめんなさい!
‘てっちゃん’はかなりモノグサだったりします…
で、遅れ馳せながら“IDINGメンテ”第一回目として、アイディングとの出会いに ついて書いてみました。



私が学生だった頃、BMWといえば‘六本木カローラ’と呼ばれていた時代でした。
最初は気にも留めない存在だったBMWが私の意識の中に入って来るには、たいした 時間はかからなかった様に記憶しています。
街中を走るたびに目にする小柄なボディに 広いグラスエリア、そしてあのグリル(丸眼4灯にブタ鼻;E30の事です)が気に なって仕方なくなりました。
でもカタチもさる事ながら、学校で実験を終えて帰宅する 途中必ずといって良いほどに見かけたBMWに乗るカップル。
信号待ちでBMWが隣に止まると何気に視線を送っていたのですが…たまりませんでしたね!
夜の帳の中に揺れる赤っぽいメーター、見詰め合う二人、そしてハンドルを持つ男の手が女のもとへ (勿論、みんなが皆ではないですが)…Hでしたねぇ〜!
自分のクルマの薄グリーンに浮かぶメーターパネルが何だか幼く感じちゃいました。

クルマ雑誌に目を通してBMWの記事を見つけては読み漁り「6気筒エンジンはシルクの様に滑らか」 とか「スポーティー・運転好き」という文字を目にするたびにBMWに洗脳され、ある時我慢できずに 家の近所にあったディーラーへTELをし“325i”の試乗をお願いしました。
学生だった自分にとってBMWの敷居は限りなく高かったと記憶していますが、それにも増して “シルキーシックス”という言葉を自分で体験したい。
この気持ちに後押しされディーラーへ出向いたのです。

初めて乗ったBMWはE30・325iで、ゴルフUとたいして違わない大きさのボディーに 2.5Lエンジンを積んだクルマのコクピットはゴルフより狭く感じられ、助手席に座るディーラー のお兄ちゃんと愛でも語ってみようかな?などと思ったほどでした。
これは冗談ですが、 差し込まれたキーを廻すとクランキング一発でエンジン始動、重いアクセルを踏み込み道路上へ。
裏道ながらも比較的広い直線コースで目一杯アクセルを踏み込むと4,000回転を超えるあたりから エンジン音が“シュワーン”と軽くなり、タコメーターの目盛りを一目盛りづつ確実に刻む針の 動きは重厚ながらも4気筒と同じような軽さでレッドソーンへ突入していました。
試乗を終え、ディーラーに戻る道すがら心に誓いました。
「いつの日か乗ってみたい…!」


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