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第２５話　「購入後１ヶ月の感想」

（作成：１９９９年７月２７日　改訂：２０００年２月２２日）
（TEXT : Ｅ３４ＢＭ小僧 / E34 525i ）

試乗の時は緊張してぶつけないように操縦？するだけで目一杯で味わうどころでは有りません。 自分の物になってやっと落ち着いて運転出来るようになりました。
感想はあくまでも今まで乗っていたＥ３６　３２５ｉと比べてと言うことになります。

私の車は９５年式Ｅ３４　５２５ｉＡＲセレクションモデルで国内２５万台突破記念の限定車です。
これの売りは「ＢＭＷＩｎｄｉｖｉｄｕａｉｌ部門」が手がけたそうで、 ＢＭＷ東京の「認定中古車」です。
納車前にはお決まりの８０項目の点検と１４項目の部品交換で納車されますが、この時現状で気に 入らない部分を指摘すると出来る事はやってくれます。
私はボディの細かいキズを２０カ所とフロントガラスのキズを指摘して、直してもらいました。
後はタイヤをピレリではなくミシュランにしてもらいました。
（定価ベースで高かったので、、、、）

前の３２５も同く「認定中古車」でした。
私のような外車初心者、メカオンチのような人間は少々高くても安心です。
しかも１年保証ですからその間の故障の修理費は無料です。
今後のメンテで披露しますがこの保証がとてつもない効果を発揮する事になるのです。

ボディカラーについてですが「ロマンティックレッド」は「カリプソレッド」とは違い 少しイヤらしい色です。（私は好きですが、、）
カリプソレッドに少しピンクか紫を混ぜた感じです。
ノーマルでは良いのですが、改造の方向を間違うとヤンキー仕様になりそうです。

この車のカタログにはタキシードとドレスを身に纏った男女か華麗な笑顔で、セレクションモデルの 高級感を醸し出しています。
短足胴長の私では車に負けているようです。

Ｅ３４自体とても威圧感のあるデザインで前から眺めていると 「何見てんだ　小僧！」と聞こえて来そうです。（これがたまらないっす！）

内装についてですが、モカ／サンド（焦げ茶／ベージュ）がとても良い雰囲気です。
セレクションモデルは普通の本革仕様とは違ってコンソール周りやドアの肘掛け部分も 皮なので喜んでいます。
ダッシュボードは津波が押し寄せて来るような圧迫感、 大きいハンドル、そして何よりフロントガラスがおっ立ているせいか３２５に比べ 小さく感じました。（閉鎖感がある？）

Ｅ３９に比べれば一昔前の高級感ですがこの高級感が私はたまらなく好きです。
シートは電動で前後、上下、背もたれ、ヘッドレストとあっちこっち良く動きます。
お尻を「あちち」にする機能と、アームレストも有り至れり尽くせりです。（自慢話か！）

ただ皮シートは走行中こすりあって色々な所から「ギュギュ、ギギ　ギュ〜ウ」と 音がして神経質な？私には少し気になります。
もう一つ気になった事は、エンジンをかけてると触媒の警告が出ます。
マニュアルにも出ると書いてありますがあれは心臓に悪いっすねぇ〜。
又、ボタンを押してトラブルが無いか確認しようとすると 「チェックコントロールＯＫ」があまりにも速く消えます。
最後まで読めません。
「お前！なんか隠してないか？」と問いたくなります。

走りについては皆様もご存じだと思いますが３千回転以下が非常につらい感じがします。
「よっこらしょ！」って聞こえてきそうです。
まじめに走ろうと言う気が起きなくなります。
私の車は更に鍛えられていないので、尚更です。
ですから街なかはもっぱらアームレストに肘を置き片手運転の「ラグジュアリー乗り」です。
まじめに走る時はシートポジションをやや前にしてＳモード３速で走ります。（私のお仲間にアドバイス頂きました。）

これで３千以上をキープしながらついでにエンジンも鍛えられます。
燃費は「ラグジュアリー乗り」で、約６キロ程度です。「本気乗り」で乗ると４．５キロです。
上と下がはっきりしているのでメリハリを持って運転出来るからかえって良いかなと思っています。

乗り心地は５万キロも走破しているのと中古車しか乗ったことの無い私には新車との比較は出来ませんが ＢＭＷは元々固めと聞いていましたのでそれは良く分かりました。
ただ私は一番最初に乗った車がスターレット（ＫＰ６１）にサスがカヤバ８段でしたのでノーマル車は なんでも「グニャグニャ」と感じてしまいます。
Ｅ３６　３２５の方がまだ固い気がしました。
カーブを曲がっても「グニャ〜」って感じです。
でも街なかではこれで十分だと思います。（そう思うようにしている）
タイヤもセレクションモデルなので１６インチが装備されていますが、中途半端なので今後の検討課題です。
フロントの馬鹿でかい隙間にもちょっと気に入りません。

キビキビ乗るならばＥ３６の方が面白いかもしれませんが、全部ひっくるめてＥ３４が気に入っています。
それは車としての面白さであり、ステータスであり、ただの機械では無く、「味のある奴」で 会話の楽しめそうな車です。
故障等、トラブルは心配ですが最終型の成熟度に期待しています。

本来で有ればＥ３６　３２５の時のようにノーマルで乗るつもりでしたが、この「おたっきーず」 でお知り合いになれた、強烈なお仲間さん達に囲まれて破滅に道に填っていくのでした。

次回は「Ｆスポイラー装着ｉｎ塩尻」を予定しています。

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