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第4話 「エアコン止まる」

(作成:1998年9月4日 改訂:1998年9月29日)

(TEXT : NIGHT HACKER / E34 525i )


エアコン故障のお話です。この夏の暑い時期にエアコンがないと大変です。
しかし痩せたい人にはうってつけ?

冗談はこれぐらいで本題に入りましょう。

7月某日5シリーズだけで三島までウナギツアーなんてうかれて海老名までひとっ走り。
時折雨の降る中首都高、東名と乗り継いでいざ海老名に到着です。
この頃にはすっかりいい天気となり日差しがまぶしい、 というより日差しの痛い天気でした。

皆さん集合、三島までいざラリー形式でドライブです。ところが……….
エンジン始動、いつも道理生暖かい空気が…………
その内涼しくなるだろうなんて思っていました。
しかし、いつまで経っても暑いままです。どうやらエアコンが故障している、 解ったときには既に汗でびしょびしょです。

サービスエリアに車を止めてエンジン再スタート。
効果無し。仕方ないとりあえず行こう、意を決して行きましたが凄まじい暑さに 体力の限界が。高速を沼津インターで降りすぐさま止めました。
エンジンは暑くて手が付けられません。仕方なくそのまま1日過ごしました。
箱根の山がこんなに涼しく感じたのは初めてだったー。
そんな中、汗だくでウナギを食べ、一人で大盛りを食べました。
自宅に到着、エンジンが冷えたのを確かめ、いざメンテです。

なんだろ、と色々考え、うーんと唸っていた時、 何か忘れていることに気が付きました。
そうだヒューズを見てない。
なんのことはないヒューズ飛びです。
しかし、それ以来エアコンの作動音なのかトイレの水を流しているような 音がし始めました。なんでしょう?

エンジンをかけると常にごろごろ、止まってアイドル状態でもごろごろ、 あー気になルー(原因はディーラーでも解りませんでした。)
恐らくコンプレッサーの不調による回転音でしょう。

しかーし、1週間たったある日のこと、突然ヒューズとび再発です。
何回ヒューズを替えてみてもエアコンを点けた瞬間ヒューズが飛ぶんです。
E34 525iの場合エアコン関係のヒューズは4個、9,20,27,29番です。
今回は9番(15A)だけが飛びます。しかも最悪なのはこの9番ヒューズが クラクションも兼ねていることです。
このヒューズが飛ぶとクラクションが鳴らないんです。
結構これは怖いです。一般道の十字路などでは結構鳴らす方だったので 緊張しながらの運転となりました。
(ちなみに20番が切れるとチェックコントロールを始めとした、コンピュータ系がいかれます)
お盆休み中だったこともあり修理には少し時間がかかりましたが 原因はコンプレッサーの故障。
コンプレッサーの故障による漏電がヒューズを飛ばしていたと考えられます。

ということで、一式交換となりました。
結構痛い出費になることは覚悟していたのですが、まだ納車間もないこともあり、 クレームで処理していただきました。

コンプレッサーというのは簡単にいえば過給を司る部品です。その為この部分が壊れると当たり前ですが関係部品が壊れる可能性が高くなります。
今回は他の部分に被害が及んでいないか徹底的にチェックしていただきました。
しかしながら幸運にも他の部分への被害は皆無。

ということで一式交換の部品リストは下記のようになりました。

  A/Cコンプレッサー
    \82.000
  レトロフィットキット
    \22.500
  A/Cホース
    \28.500
   いずれも税別

という内訳です。
もちろんこれに工賃が通常は入りますので恐らく15万円オーバーは確実でしょう。
いやなんとも手痛い出費なるところでした。

故障が起こらないようにするのは当然のことなのですが、 E34 525iの場合は突然来るケースが多いようです。
ZF製のミッションはおよそ7万から8万でいかれるケースをよく耳にします。
その他の部品でよくとぶのはなんと言ってもブレーキランプでしょう。
ほぼ半年に1回なんて話はざらのようです。

皆さんの車にトラブルが起こらないことをお祈りしております。


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