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第81話 「フェールポンプ交換 ! の巻」
(作成:2002年10月30日 改訂:2002年12月19日)
(TEXT & PHOTO : KAZハルトゲ / E34 525i)
「エンジンストールという事態 ! 」が、2週間ぶりにキーを捻った際
ついに発生。
間髪いれずアクセルを煽る。回転が一瞬500rpmをきりかけエンスト
寸前で息を吹き返す。実はこの現象、既に予知ずみ。早速、給油キャップを
はずしフェ−ルポンプの断末魔の叫びに耳をそばだてました。
かすかなジジジィ音からジィジィジィィ〜ンと倍増してたらエンジンが
じきに停まる前兆とのお告げ?!でしたが・・・???違いが
判りません。(T_T)&
ANSAの重低音が勝って、虫の息にしか聞こえませんが、悲劇を断つ3度目
の正直!こんどこそ先手を奪い返すべく、即オペの予約をいれました。
ちなみに悲劇・1度目は排気漏れで社外品マフラーに全交換。
90年式はタイコと触媒が一体のためマフラーANSA(伊)12万円+工賃8400円 税込13万4820円也
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悲劇・2度目はタイベル切れでエンジンOH。
詳しくは[ヘッド交換!の巻]
さて、「フェールポンプ」ですが、ガソリンタンクの中にあるため
トランクのカーペットを剥がし電源コネクターを抜き、燃料パイプと
チューブを外して、タンクの蓋を開けいよいよ御対面。
燃圧50%の12年モノゆえ、さぞかし古びていると思いきや見た感じ
光り輝いています。むぅ〜ちょっと惜しい気がするけど問題は吸出し性能。
新品ポンプに付け替え、再びガソリンの海に沈んでいただきました。
次は、「フェールレギュレーター」。ボンネットを上げエンジンルーム内
のインテークバルブ横の黒い円形部を交換します。
これがインジェクションへ規定量のガソリンを送りだす精密部品
だったとは知りませんでした。さらに、車体下後方をリフトアップ。
潜り込んで燃料パイプ中間から泥まみれの筒物体を外します。
これは、ガソリンに混じっているゴミを濾す「フェールストレーナー」。
出口は透明なのに、入口から逆流させたら真っ黒なガソリンに絶句・・・。
こりゃ詰まってて、アイドリングの低回転数域では正確な燃料が
いきわたらなかった訳ですわな !
交換後、エンジン始動。燃料パイプの空気が抜けきるまでは
不安定でしたが、10分位したらエグゾーストノイズも落ち着きました。
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ポンプを交換し配線コネクタを取付け |
レギュレータは画面左端中央に |
交換3品、ストレーナは泥どろ |
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レギュレータからホースを外します |
レギュレータを新品に交換 |
ホースのエアー抜き調整し完了 |
オーバーホール1000km慣らし残・397km。4000rpm以上回わせる
解禁日も近い。
●部品代
フェールポンプ 4万200円
フェールレギュレータ 1万1000円
フェールストレーナ 3800円
●工賃
交換・調整他 5000円
●合計
6万円 (税込 6万3000円)
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