[メンテ22]
(←前)
(次→)
第133話 「マニュアルミッションとファイナルのギアオイル交換」
(作成:2013年3月6日 改訂:2013年4月4日)
(TEXT & PHOYO : yukimai / E46 318i )
前回の投稿(50話)が2000年9月でしたから11年半ぶりです。
そのときの98年型E46 318iセダンは通勤メインで現役、この数年は年間3万キロ程走っていて、先日19万キロを突破、「月」到達も視野?
久しぶりの投稿は、マニュアルミッションとファイナルのギアオイル交換です。ギアオイルは整備屋さんのテリトリーと捉えていたので、自分で交換するのは初めてです。整備記録を遡ると、ミッションオイル交換が2005年(当時約7万キロ)、ファイナルのオイル交換は記録無し?でした。
次の車検まで待てなくなったのは、昨年秋頃から散発し始めた1速のギア抜けが悪化してきたから。半クラ短めで適当なもんだから、たまにギギッてこともあるんですが、それとは異質の ”ガッ” という凄い音で驚かされます。走行距離からミッション、クラッチはO/H時期かとも思いますが、気休めに自分で出来そうなギアオイル交換でも・・・という処で。
さて、ヤフオクでオイルサクションガン(送料込1800円程、写真1)、近所のオー○バックスでミッション(bp社 75W-90 1575円/L)とファイナルのギアオイル(bp社 85W-90 高負荷対応、赤札1580円/L)を購入・・・缶切の用意も忘れずに。以前別の車に使用したオイルと添加剤(ニューテック)が残っていたのでこれも併せて使います。ところでE46のMTオイルにはATFを使うという話を聞いたことがありますが、普通にギアオイル入れることにしました。(間違っていたら指摘して頂けると助かります)
(オイルサクションガン)
(ギアオイル&添加剤)
ヘインズの整備マニュアルでミッションのプラグ位置を確認(ドレンは真下、フィラーはギアBOX右側面)、近所を一回りしてギアオイルを暖気、ジャッキアップし馬かまして・・・プラグが回る気配無し! マニュアルによれば規定トルク50Nmですから、ハンドル25cmくらいのラチェットだと25kgくらいで回せば緩むはず・・・潜った姿勢でそんなに力掛けられません。試しにホイールボルト用の十字レンチ使ったらドレンプラグは回せたので、2倍位のトルクがあれば回せる雰囲気ですがフィラープラグには十字レンチが掛かりません。この日は諦めて延長用鉄パイプを求めて近所のホームセンターへ、水道配管用の30cmの鉄パイプを430円で購入、翌日に備えます。
気を取り直して翌日、鉄パイプ延長でフィラープラグが回せることを確認、フィラーとドレンプラグを抜き取ります。出てきたオイルは黒くて水みたいにシャバシャバ(ATF使ってるならこんなもんでしょうか)、ドロドロだろうと思いこんでいたので少しビックリ。
75W-90のオイルを1Lの計量カップ(ポリスチレン製、台所用品で105円、写真3)に移し、ニューテックの添加剤6vol%分を混合してからサクションガンで吸い取ります。ドレンプラグを締めて(ミッションオイル量約1.5Lを目安に)フィラー孔からオーバーフローするまでオイルを押し込みます。オイルが溢れてきたらフィラー孔のプラグを締めて完了です。
※気休めのつもりでしたが今のところギア抜けが治まってます。暫くもってくれます様に!
(計量カップ/100円均一)
次はファイナルのオイル、リアを上げたらファイナルのフィラー/ドレンは14mmのアレンキー、こんな太いの持ってないので、またホームセンターへ。368円で購入、鉄パイプ+アレンキーでファイナルのプラグは"クッ"と回せました。ドレン緩めてオイル抜き、こちらはオイル劣化してる様には見えませんでした。ニューテックの添加剤を8vol%程混合してからサクションガンで吸い取り、ドレンプラグを締めて(オイル量約1Lを目安に)フィラー孔からオーバーフローするまでオイルを押し込みます。オイルが溢れてきたらフィラー孔のプラグを締めて完了。
(後ろから見たデフケース、フィラー/ドレン孔)
もう少し手際よくやれればいいんですが・・・当然ディーラーやショップのお世話になる方が多いですが12年分のメンテ、ぼちぼち紹介していけたらと思います。
※04年から85年型M635csiが愛車に加わってますので、折りをみてメンテ31にも投稿始めたいと思ってます。
[メンテ22]
(←前)
(次→)