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第14話 「3ヵ月目の感想」

(作成:1999年1月11日 改訂:1999年6月5日)

(TEXT : どノーマル / E46 318i )


今回は、非常に気に入っている点と、不満点を報告します。



<気に入ってる点>

・エンジンの暖機が短くて良い

  E46に乗ってびっくりすることに、暖機の短さがあります。(12月までの事ですが)
  (アイドリングでの暖機はしません。念のため)
  私はエンジンスタートで直に走り始めます。
  走り始めはゆっくり走るのですが、時間で1分、距離で1〜2km走れば、水温計の針が動き出します。
  E36の半分くらいに感じます。
  また、E36では暖まるまでアクセルに対して反応が鈍かったです。
  軽自動車に抜かれたこともありました。
  しかし、E46は暖機が速いので、直ぐに通常のペースで走れるようになります。
  この暖機の速さは、2000年排ガス規制に対応する為だそうです。(ディーラーのメカニックの話)
  排ガス用の触媒は、温度が高くないとその性能を発揮できないため、早く温度を上げる必要があるからだそうです。
  コールドスタート時の排ガスが一番汚れているそうですから、玄関先でアイドリングをしている人は汚い空気を吸って
  いることになりますよ。
  これだけでも、E46を買った価値があります。(大袈裟ではありません)
  国産のLEV車の暖機も短いのでしょうか?


・給油時の詰まり解消!

  E36で問題になっていた、ガソリン給油時の詰まり(給油が途中で止まってしまう現象)がE46では
  まったく出ません。
  エア抜けが悪くて止まってしまうらしいと聞きましたので、E46では改善したのでしょう。
  これで、店員に迷惑(付きっ切りで給油する)をかけなくなりました。
  給油時間も短縮され、注入口から蒸発するガソリンも少なくなりました。
  E36では、いつまでも給油していて気になったものです。
  日本では問題にされていませんが、この蒸発成分も環境汚染に影響があるようです。
  (すいません、どの程度の問題かは忘れてしまいました)



<不満点>

・オートエアコンについて

  93年式のE36はマニュアルエアコンでした。
  E46はオートエアコンです。嬉しい装備ですが、?もあります。

 @ キーを入れるたびにonになってしまう
     キーをoffする時にエアコンをoffにしておいても、次にキーを入れると必ずonしてしまいます。
     私は、エンジンon時にファンが回るのが嫌いなのでoffにしたいのに、その設定ができません。
     日本車の多くがエンジンが冷えている時は、ファンを回さないようになっているのに、BMWは少し
     回っていて寒いです。

 A AUTOにした時、風の吹き出し位置がわからない
     エアコンパネルの左側に、風の吹き出しを、上部・胸元・足元に手動で設定するボタンがあります。
     AUTOの時にこのボタンのランプを点灯してもらうと、どこから吹き出しているかわかると思うのは私
     だけでしょうか。
     日本車の多くは、どこから吹き出しているか分かる絵を表示してくれて便利だと思います。
     BMWの表示は温度と風量だけで、ちょっと味気ないです。
     オートエアコンだけは、日本車の方が進んでいると思います。
     (ヨーロッパではエアコンが要らない気候だから?)


・純正オーディオについて

  純正のオーディオについてもイマイチです。

 @ 寸法がDIN規格外であることが許せない
     せっかく、DINという統一規格があるのにデザインの為だけに規格外を付けるのが納得できません。
     これでは、アフターマーケットの製品を自由に選ぶことができません。
     CDを聞くには純正品か、FM電波で飛ばす物しか付けることができません。
     (FMで飛ばすとFMラジオの品質になってしまうのが気に入らない)
     MDを聞きたい人はどうするのでしょうか?
     好みで換えるユーザーも大事にしてもらいたいと思います。
     規格の中でデザインするのがプロだと思うのは、言い過ぎでしょうか。
     せめて、DIN製品を付ける為のスペーサーを用意して欲しいものです。(安くネ)
     オーディオの接続変換コネクターもオーディオメーカーから出てくる気配がありません。

 A 照明がヘッドライトオフで消えてしまう
     E36の時はアゼスト製のオーディオを付けていたのですが、この製品は常時照明が点いていました。
     つまり、パワーウインドウのスイッチと同じように暗闇でも光っていたのです。
     昼間は無意味だとおっしゃる人もいると思います。私もはじめはそう思っていました。
     ところが夜間自宅に帰ってライトを消してからテープを取り出したりするときに、これは便利だと思っていた
     機能でした。
     この機能に慣れていると、いちいちオーディオの操作にライトを点けるのが非常に煩わしいのです。
     私の習性は、家に着く→ライトを消す→エンジンを切る→オーディオの操作(音を小さくする/テープを取出等)
     →キーを抜く だからです。
     また、この照明(オーディオ、エアコン共に)が暗すぎます。
     メーターの照明ボリュームで明るさを調整できますが、メーターに合せると暗く、オーディオに合せると
     メーターが明るすぎます。
     そう感じるのは私だけ?
     ちなみに、パワーウインドウスイッチの照明(常時点灯)もE46は消えてしまいました。
     E36で便利に感じていた機能なので残念です。

 B 肝心の音質は
     これは、あくまでも私個人の318iでの話です。
     これは好みの問題ですが、私は換えたい方です。
     前のアゼストが非常に気に入っていたからです。(デザインと音が)
     前のアゼストはアゼストブランドが出た直後の物で、非常にシンプルなデザインでした。
     今の各社のデザインは、変にイリュミネーションがゴテゴテしていて好きではありません。
     一部、高級機と呼ばれる10万円以上のデザインは好感が持てますが、値段が高いのが難点です。
     BMWにはシンプルなデザインが似合うと思うので、頭が痛い問題です。
     (その前にDIN規格でないのがもっとも大きな問題ですが)

 C 音量ボリュームが左端にあり遠い
     318は右ハンドルしか無いのに、音量ボリュームが左端にあり遠くなりました。
     DINサイズより幅広になり、さらに遠くなってしまいました。
     これでは、腕の短い私には遠すぎます。シートから背が少し離れてしまいます。
     多分、左ハンドルならドライバーに近くて操作しやすいのだと思います。
     左ハンドルの生産量の方が圧倒的に多いでしょうから、このようなデザインになっているのだと思います。
     (318iMTでも左ハンドルを選べるようにしてもらいたいものです)
     E36では、センター部分がドライバーに近寄ったデザインで、シートから背を離さずに操作できました。
     これぞ、人間工学に基づいた設計だと感心していたのに、E46では他の車と変わらなくなり残念です。
     それでも、操作量の多いオーディオを一番上にしているのは流石です。
     国産車の多くがカタログに、「人間工学に基づいたコックピット云々」とありますが、BMWに乗って始めて
     実感しました。
     オーディオとエアコンの操作量を比べるとオーディオの方が多い為、オーディオを上部に持ってきていると
     読んだ記憶があります。
     国産車の多くはここまで考えているとは思えない車が多いと思います。
     デザイン優先で操作性まで考えていないのではないでしょうか。
     (BMWに乗るまでは、操作時に背中が離れるのが当たり前だと思っていました)

  ※オーディオの乗せ換えは専門店に頼めば可能なようですが、値段が高すぎます。(多分)
   そこまでして換えようとは思わない私は、ただのケチ?
   (取付費(オーディオ以外に)だけで2万円以上は払えない(T.T))

  PS:DIN規格でない理由
    板金太郎さんから、アメリカなどではオーディオの盗難が多い。
    その為にわざわざサイズを変えて、盗んでも役に立たないようにした−>だから盗まれない
    を、考えているのではないかと聞きました。
    うーん、一理ありますが、それならスぺーサーをオプションでいいから用意してもらいたいものです。


総走行距離 :1600km


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