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第42話 「シート換装−1」
(作成:1999年12月22日 改訂:2000年2月3日)
(TEXT & PHOTO : yukimai / E46 318i )
E46 318iのオリジナルシートですが、シートバックを立てぎみ&前目にして座ると、
30分〜1時間なら腰痛も我慢できる範囲でしたので、以前乗っていたE21やE30の標準シートに
比べて大分良くなっていると感じました。
しかし10年以上使ってきた「RECARO LX」に比べると、E46標準シートはサイドサポートが弱めで
ランバーサポートが不足(というより張出しは殆ど無い)です。
E46に乗り換えて暫くすると腰痛が再発〜、どうにも我慢できなくなりシートを換装しま
した(時系列的にはこれが最初のチューンナップ?でした)ので、何回かに分けて報告します。
E30と共に下取りに出してしまった「RECARO LX」がもったいなかった〜と後悔しつつ、やっぱり
換えるなら「RECARO」が第一候補。雑誌などで平行ものの価格を調べたが思ってた以上に高くて
ビックリ!最も安価なのは「SR-3」で、本体+ベースフレーム+スライドレール+取付け 1脚分
で8〜10万¥。他にLX系の平行モノもあったんですがこちらは1脚分で約11万¥と予算10万¥の
自分には上限というところ。実際に「SR-3」に座ったり運転してみたところ、ランバーサポートは
期待通り(やっぱRECAROは良い)ですが、サイドサポートや大腿部サポートが良すぎて(太めの
体型にはきつい!)後席を振り返るのも窮屈なんです(^ ^;; 昔年の運動不足を悔やみつつ・・・
そんなときBOHP売買コーナーに「E36 M-3Bシート(RECARO製?)売り」が出たので見せてもらう
ことにしました。オーナーに色々と話を聞いたところ、最近のBMWのシートは多かれ少なかれ
「RECARO」の技術が活かされており「RECARO監修?」といえるモノ(が多い)なんだそうです。
ここで、そもそもE36 M-3クーペのシートをE46 318iセダンに搭載可能か? 問題は無いのか?
疑問を持たれる方もいるかと思いますが、結果から言うと下の写真の様に搭載可能でした
(若干の加工は必要です)。ちなみに「RECARO」の場合、E36セダンのベースフレームは、
寸法的にはそのままE46セダンに移設可能らしいですが、ブリンプさんではサイドエアバッグとの
兼ね合いからかサポート外と聞きました(また聞きです)。
このM-3シートですが、表皮はクロスとアルカンタラのコンビ(アルカンタラ→バックスキン
ライク なポリウレタン製?の起毛合皮)で手触りなどの質感だけでなく吸湿性、発汗性も
いい感じです。全体的な質感は「SR-3」より上、 ランバーサポートは今一歩ですが、座面の
堅さや大腿部サポートは秀逸です。
なによりショルダー部分と一体になったヘッドレストが格好良いです(上下調整可能)!
最後まで「RECARO」と迷いましが、ランバーサポート対策の目処が立ったこともあって入手を
決めました(次回の話題はここらへんを予定)。
注意)
フロントシートのセンサーは左右のシートベルトロックと助手席座面の3箇所あります。
ここで、運転席のシートベルトロックがちゃんと移設されて(配線含め)いれば、運転席/助手席共に
ですがエアバッグは開くそうですから(ディーラーで確認)、最低限これは移設せねば!
いくつか聞き回った話によると、E46は助手席の人の着座位置や体重に最適化させたタイミングで
エアバッグを作動させるらしく、座面表皮と座面ウレタンフォームの間に歪ゲージが組み込まれた
A4サイズ位のプラスチックシートがあり検出器の 役割をしている様子です。
安易に助手席シートを交換するとエアバッグの作動に影響がありますので、注意が必要です。
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