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第４８話 「シート換装−３」
（作成：２０００年８月１４日 改訂：２０００年８月１５日）
（TEXT & PHOTO : yukimai / E46 318i ）
E36 M3Bのシートですが、E46はE36よりシート固定ボルト（写真1の取付ネジ）の前後
間隔が7-8ミリ広いので、E46へ換装するには若干の加工が必要です。
まずM3Bシートの機能を示します（写真1）。
＜写真１＞
取付けに際して、ボディ側を加工するのは難易ですからシート側（スライドレール部）
を加工します。
略図に示す様にスライドレールには座が一体化（カシメられてる）されてますから、
写真１に示す「取付ネジ」部の座のカシメ部分を鏨（たがね）などで
起こしてこれを外します。
外した後のスライドレールの孔を前方に10ミリ程拡げ楕円状にします。
座の上部はレールを載せた時にズレない様に段付きを活かして整えます。
＜略図＞
これでシートの前後位置問題はクリア出来ますが、E46のシート取付ネジ位置は左右
座席でレールの横方向間隔が若干違っていたため（右運転席が左助手席より数ｍｍ広
かったけど僕の46だけ？）、（僅かなシートの遊びや変形を利用して）根性ではめ込
みました！
いずれにしても原物合わせが基本かと思います。
またシートベルト取付部分は樹脂カバーに隠れてますから、写真２の様にカバーを一
部切り取ってベルト固定分を通します。
年式によってはカバーの切り取られる部分が簡単に取れる様になっているものもある
みたいです。
このカバーはPP製で弾性に富んでますが、無理せず前端固定のプラピンを裏から押して
外すのが無難（プラネジのセンターピンをマイナスドライバー等で押し出せば手で抜けます）。
＜写真２＞
座面高さの調整により、M3Bシートのサイドサポート外側とセンターコンソール部が
摺れて「キュッキュッ」と鳴り、少し気になりましたが馴染んでくると音は消えまし
た。
●M3Bシートの転戦記
「赤M」さんから譲って頂いたM3Bシートは、僕のE46セダンで10ヶ月活躍したのち、
最近 E36 318ti にお乗りの「Pikachu318ti」さんへ嫁ぎました（こちらはE36ですから
ピッタリフィット）。
僕のE46セダンは、別途E46純正スポーツシート(右)を広島の「N」さんから譲っていただき、
今はこれが装着されています。
M3Bシートのスライドレールの加工は大田区の「ガレージ赤坂」さんにお願いして、
僕は横で見てましたぁ(^ ^;;
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