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第39話 「320si WTCCの作り方〜その3」
(作成:2006年5月9日 改訂:2006年5月10日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E36 M3 & MINI)
320si WTCCの最もスペシャルな部分はなんと言ってもBMW Motorsportの手がけるP45エンジン。
その組立過程を紹介です。
■エンジン前編
P45エンジンは完全に手作業で行われています。
製造場所は、F1エンジン鋳造も行っているランツフート工場。
ここで320si用に作られる2600台分のエンジンの中から、数台が320si WTCCレース用に使われます。
これがシリンダーヘッド。きれいですね。
インテーク、エキゾースト、燃焼室は最大限の精度、品質を誇るようになっています。
燃焼室の容積も完璧です。
大きなバルブ、インテークなど燃焼も最適化しています。
ひとつひとつ締めてきます。
コンロッドも完全なバランスでくみ上げられます。
よっこりゃしょっと。
軸受けをくっつけてっと。
このカムシャフトの山の高いこと!(うそ、言ってみただけ)
こんな感じでエンジンを組み立てていきます。。
ちなみにエンジン設計の図。
稼動部分を極力省略したことで高回転での剛性、精度を確保しているそうです。
エンジン関連については、こちらの関連記事もどうぞ。
・第5話 WTCCホモロゲーションモデルE90-320si〜その1
続く・・・。
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