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第40話 「320si WTCCの作り方〜その4」
(作成:2006年5月10日 改訂:2006年5月11日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E36 M3 & MINI)
BMW Motorsportの手がけるP45エンジン、組み立て後の取り付けです。
■エンジン後編
組み終わったら、パワーチェックなどテストを行います。
こんな部屋から確認します。
タコ足が熱で真っ赤になっています
ヘッドカバーがカーボンなのがわかります。
組みあがったエンジンは3人で搭載していきます。
エンジンの搭載位置はかなり車の後ろよりに設置され、前後重量バランスを最適化しています。
ボンネットの裏にもBMW Powerと書いてあるのが見えますね。
トランスミッションの取り付けは二人で。
このミッションはサーキット毎に最適化されたギア比の5速ミッションがまずは用意されています。
ちなみに6速バージョンのシーケンシャルシフトを採用すると車重が30kg程度増加するそうです。
バラバラな状態でエンジン取り付けるとこういう感じです。
エンジン取り付け後もパワーチェックを行います。
2000ccの4気筒エンジンは6気筒に比べて軽く短く、8500rpmから大きなトルクを出力低下なしに発生させます。
去年のWTCCマシンのエンジンと同レベルの275psを発生しているそうです。
エンジン関連については、こちらの関連記事もどうぞ。
・第5話 WTCCホモロゲーションモデルE90-320si〜その1
続く・・・。
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